特集1あるものを活かし、
ないものをつくる

人にも物にも限りがある離島での暮らし。
その中で大切にされているのが
「あるものを活かし、ないものをつくる」
という考え方です。

ベネッセハウスの商品づくりにおける地域に根付いた伝統産業とのコラボレーションや、本来ならば捨てられる素材の採用には、その考え方が活かされています。

「直島を訪れた人方々に、商品を通してここでの体験や感動を思い出してほしい」という思いから企画した商品を、ひとつひとつ丁寧につくっている様子をぜひご覧ください。

廃材を使用したアップサイクル商品
「直島アクリルタグプレート」

近代化や都市化の負の側面として、豊かな自然がダメージを受けた瀬戸内の島々。そんな歴史を背景に、自然の大切さや持続可能な取り組みの重要性を身近に感じてもらえるように、アクリルの端材を使用したキーホルダーを作りました。

  • アクリルづくり

    高温で熱したアクリルを混ぜ合わせて成型し、丸1日かけてアクリル板を作ります。
    この時、端切れなどの廃材を入れる事で、世界にひとつだけのアクリル板が出来上がります。

  • こだわり

    職人さんがアクリルの模様や素材を構想し、手作業でつくりあげていくため、一つ一つが異なる組み合わせや表情をもったキーホルダーが出来上がります。

  • 世界にひとつだけのデザイン

    直島にまつわる漢字をモチーフにしたデザインです。直島で感じたこと、印象に残った風景を思い出させる色や組み合わせに出合えるかもしれません。

120年の伝統技術を新しい発想で
生まれ変わらせる革製品

直島と同じ香川県にある東かがわ市は、国内の手袋生産数90%以上を占める一大生産地です。歴史ある手袋の製法技術を新しい発想で革商品に生まれ変わらせ、手作業で丁寧に仕上げることで、長く使用できる商品を生み出しています。

  • 製法技術

    手袋を手にはめた時の違和感をなくすためには縫いしろを狭くすることが必要です。高度な技術が求められる手袋用ミシンを使いこなす熟練の技で、縫いしろがせまく、すっきりとしたデザインを実現しています。

  • こだわり

    1枚1枚個性のある本革を見極めてカットし、革を極限までなめすことで、きれいな薄くて軽い丈夫な革が出来上がります。

  • 熟練技術×デザイン

    本革と思えない軽さとスマートさを実現し、上質で毎日持ちたくなる商品に。